生涯青春!
「おとなの学校」は、平成17年秋、重度認知症高齢者でも、
学ぶ場を提供するといきいきするのを発見したことから始まります。
校歌の合唱で始まる毎日、制服を着たときの緊張感、
いま学ぶ喜び、そして 仲間がいる安心感。
それらは、高齢者が失った最も美しい過去の青春の記憶です。
青春とは心が躍り、目に見えるものがキラキラ輝いていること。
辛い思いに涙しても心の汗だと思える、前向きな心持ちのこと。
人生の最期の瞬間まで、そんな青春の中で生き抜けられたら幸せです。
だから私たちは「生涯青春!」を掲げます。
多くの方にとって青春の象徴でもある学校空間では、みなが前向きになり、
重度認知症患者でも授業に参加できたり必死にメモを取ったり、
次々と発言し笑い合う姿が生まれました。
授業をすることで自然と機能訓練につながり、
驚くべき介護状態改善例も多数みられています。
これが、私たちのめざす「介護しない介護」の姿のひとつです。
「おとなの学校」という夢と希望のある高齢者ケアの世界をみなさまのところへ。
そして、日本中が夢と希望に満ちあふれることを高齢者ケアから支えます。